例大祭 大神楽 御神幸祭
例祭(れいさい)は、神社で行われる最も重要で盛大なお祭りです。年に一回(神社によっては年二回)行われる祭典で、一般に例大祭ともいわれています。
例祭では、神さまの御神徳を称え、皇室のご安泰、氏子・崇敬者の繁栄、五穀豊穣などが祈られます。二月に行われる祈年祭(きねんさい)、十一月に行われる新嘗祭(にいなめさい)とともに三大祭の一つに定められています。
例祭の期日は、神社によってそれぞれ異なりますが、おまつりされている御祭神に関係のある日や、神社が創祀(そうし)された日など、御祭神や神社に特別にゆかりの深い日が選ばれています。
この日、境内では流鏑馬(やぶさめ)・相撲(すもう)などの神事や、御神楽(おかぐら)・獅子舞(ししまい)などの芸能が行われる神社もあります。
参道には露店が並び、境内は大勢の参拝者でにぎわいます。また、神輿渡御(みこしとぎょ)が行われる神社もあり、ふだんはご本殿にお鎮まりになっている神さまが、お神輿にお乗りになり、親しく氏子近くにお渡りになります。
大神楽とは、江戸時代末期から寄席芸能として広く大衆の人気を集めた、日本の総合演芸で神楽の一種。
主に獅子を舞わせて悪魔払いなどを祈祷する獅子舞をはじめとした「舞」と、傘回しをはじめとした「曲」がある。 現在は寄席でおもに見られるが、伊勢大神楽のように大道での芸を続けるものもある。
神幸祭は、神霊の御幸が行われる神社の祭礼。神幸式とも言う。
多くの場合、神霊が宿った神体や依り代などを神輿に移して、氏子地域内に御幸したり、御旅所や元宮に渡御したりする。神輿や鳳輦の登場する祭礼のほとんどは、神幸祭の一種といえる。